幻の池に水が湧いた「池の平」④「水源林をつくる…」の看板

 「池の平」に向かう亀ノ甲山の山道を辿ると、こんな看板が見えてみました。「水源林をつくる公団造林 大マツ造林地 森林開発公団静岡出張所」。「火気に注意しましょう」と書かれた、大型のホーロー看板です。私の好きな「纏リス」も描かれていますが、これは一体…?

 「森林開発公団」とは…

 (しんりんかいはつこうだん=Forest Development Corporation)森林開発公団法(昭和31年法律第85号)に基づいて設立された政府出費の特殊法人。①大規模林業圏開発の主軸をなす大規模林道の開設と、②保安林整備の一環をなす水源林造成事業の2つを主要事業としていた。平成11年(1999)10月1日に農用地整備公団と統合して緑資源公団に改組され、さらに同15年(2003)10月1日に独立行政法人緑資源機構として新発足したが、官製談合事件を引き起こしたため、同機構は同19年(2007)度末で廃止となり、水源林造成事業など一部事業は森林総合研究所の森林農地整備センターに継承された。

 …とのこと。看板には「契約期間 昭和48年度から50年間」と書かれていますので、平成35年(2023)まで続きます。「11.02ヘクタール」の杉やヒノキ林が「水源林をつくる」となっているのは変ですね?確かに水の湧く「池の平」ですから、水源林ではあったとは思いますが、それもこれも「7年に1度」きり。この杉やヒノキの人工林が、とても「水源林」だとは思えません。

 それでも、気になっていた水の流れる音が次第に大きく聴こえるようになり、やがて岩場を伝う水の流れが現れました。ここが、「池の平」か?

 でも、辺りに水が溜りそうな窪地は見えません。手をかざすと水は冷たく、掬って口に含むと軟らかい水。ここは、違うようです。「池の平」を目指して、もう少し先まで足を延ばしてみることにしました。

 【関連記事】80年前の水窪⑤―鈴木保彦著「大正琴―池の平」より
 【関連記事】幻の“お池”が現れた!山頂に竜神伝説秘め/昭和57年「静岡新聞」
 【関連記事】“幻の池”「池の平」12年ぶり出現 浜松・水窪
 【関連記事】数日間で姿消す「幻の池」、12年ぶりに出現
 【関連記事】初版・さくま昔ばなし「池の平の不思議」より
 【関連記事】初版・さくま昔ばなし「おくわ様の伝説」より

ちょっと道草
2010/07/29 06:34



コメント

コメントを見る (0)

コメントを投稿