新月伐採の家

木は伐採時期によって大きな差が出る。『木とつきあう知恵』(エルヴン・トーマ著)

木材の悩みは、反りが出たり、ひび割れが起こることである。その点、新月の時期に伐採した木は、くるいもなく、ねばり強く、長持ちするという。火にも強く、健康的でシックハウスにならない。いいことずくめである。

 浜松市大平台に住む宮田さんは新月伐採の木で家を建てた。先日、宮田邸を訪問させていただいた。無垢の材で作られた玄関は木肌も美しく、いいにおいがする。

外回り、天井、壁、床もすべて新月伐採の木を使っている。それも天竜材の杉と檜ばかり、そのこだわりに脱帽する。部屋に入ると、薪ストーブがほかほかとあたたかい。

窓から春の日差しが差し込み、森に包まれている感じがする。新月伐採の木だから、より自然に近く、くつろいだ気分になる。

天と地を結ぶ神秘が木に宿っているみたいだ。  

住みよさは無垢の木だからこそと実感する。床に吸いつくような足裏の感触が心地いい。雨の日もさらりとしているし、寒い夜もほんわかと暖かい。宮田邸はお風呂も檜である。木の風呂は、体の芯からほかほかと温まる。天竜の木、しかも新月伐採の木は、住み心地満点である。

 

2011/04/16 09:26



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